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今日もまたジャンボ。 [通常記事]

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学生時代によく行ったラーメン屋さんです

小田急線の東京より、下北沢と成城学園の間の各駅停車駅、
世田谷代田にあったラーメン屋です。

中国系の外国人の主人が一人でやっているラーメン屋さんでした。

味はインスタントラーメンに近い印象で、
特段に変わった特徴があるものではありませんでした。

スープが他のお店と違うとか、麺が違うとか
今まで書いてきたような特徴は特にありません。

まぁ普通にうまいです。

そこのラーメンはとくかく大盛りだったのです

学生時代の私にとってはたまらないものでした。

普通サイズ 1玉
ビッグ   2玉
スペシャル 3玉
ジャンボ  4玉

と、ランクによってボリューム感が違います。
私はスペシャルか、調子のいいとき(腹が減ったとき)はジャンボを食べていました。

連れて行った友人は大抵スペシャル止まりでした。
それでも途中でギブアップしていました。

麺がスープに浸りきらない感じのラーメンです。

どんぶりの中央にカラッカラに冷え切った麺の山ができた状態で
出てきました。

そのカラッカラに冷え切った麺をほぐして、スープがあふれおちるのを
飲んで防止しながら食べるのです。

最初スープは薄いかな?と思いながら
だんだんとスープの濃さを感じてきます

とんこつのパイタンスープです。

何度も言いますが、うまいわけでもまずいわけでもありません。
普通です。

その普通のスープを飲みながら麺を食していきます
半分(2玉)食べたくらいで一回止まります

「このまま食べきれるか?」

腹のコンディションと確認します。まぁ行けると確認したところで
もう一山超えていきます。
3玉行ったくらいで

「やっぱり苦しいな。スペシャルにしておけばよかった」

限界点を迎えています。もうお腹いっぱいです。
先ほど確認したコンディションは何なんだったのでしょう。
もう既にお腹いっぱいです。

でも残りちょっと(1玉)ここは最後の力を振り絞って挑戦します。
つらいけど、ゴールに向かってひた走るのです。

何とか完食。
もう何も入りません。置いてあるお水も飲めません。
お腹中にとんこつを包みこんでいます。

自分がとんこつになっちゃった感じです。
嫌ってほど満腹感を感じてお店を出るのです。

「もう二度とジャンボは食べないと」
誓いながら。


そして、また日を変えたある日。

(店主が片言の日本語で)「今日はどうする?」

「・・・ジャンボで。」


※PS
卒業してから数年後に立ち寄ったら、
お店はなくなっていました。

あまり大盛りのニーズがなかったのか、
どうかはわかりませんが寂しい限りです
(たしかにお客さんはほとんどいませんでした。)

でも私は好きなお店のひとつでした。
累計100玉以上は食べたはずです。

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